保育所等訪問支援

保育所・学校と統一した支援を行うために

保育所等訪問支援は、子どもたちが通う保育所や学校に出向き、子どもの情報交換や支援の統一、指導を行う事業です。

生きる力を身につけるためには統一した理解と支援が必要

関わる大人がバラバラに支援したのでは、子どもたちは混乱してしまいます。しっかりと生きる力を身につけるためには、関係する大人たちが統一した理解をし、支援を行っていくことが必要です。その役割を担うのは、「家族」であることが現実です。しかし、支援者の間に入ってつなぐ役割の負担は小さくありません。そのため、わたしたちのような第三者の機関が支援する大人たちをつなぎ、また子どもと社会を結んでいく、橋渡し的な支援を行っています。

大人たちの「わからない」も支援します。

子どもたちの特性は、同じ診断がついていても様々です。わからないまま間違った指導をし、お互いの安心、信頼できる関係をも築けることが難しいと悩まれることも多いのはないでしょうか。例えば、「授業に参加できずうろうろしてしまう、という課題がある子どもは、『みんなの邪魔をする』、『わがまま』、『自分勝手だ』」と捉えられてしまうことが多くあります。できる日もあれば、できない日もある、となると、余計に「できるのにしない子」となってしまいます。

できない子なのではなく、平均的に発揮することが難しい、能力を発揮するためには支援や環境の設定が必要だということを支援をする方々に説明します。

その子にあった座席の位置、大切な話の前には準備を促す、端的に指示を伝える、落ち着いた口調でゆっくり伝える、など、細かなことですが、それがその子の環境にはとても大切なものなのです。

この事業を行っている事業所